生地選びについて

次にご紹介したいのが、生地選びについてですが、
大別すると

素材、色、柄、性能、に分けることができます。

それではそれぞれどのような選択肢があるのかといいますと、

素材・・・・・ポリエステル、綿(コットン)、アクリル、麻、レーヨン、等に分けることができます。

ポリエステル・・・・国産のカーテンではこのポリエステルが一番使われております。特徴としましては、シワや型くずれをおこしにくく、速乾性があり、熱にも強い。カーテンにおきましては、いわゆるウォッシャブル生地(洗濯可)は洗ったときの寸法変化が少ないことから、ほぼポリエステルが使われております。最近では皆様おなじみのペットボトルからリサイクル生地を作っているものもございます。

綿(コットン)・・・・繊維の中では、一番生産量が多いのが綿ですが、丈夫で肌触りが良く、染色性も良いことから素材感のあるプリント生地等に良く使われております。リビンアート京都バニーでは、代表的な商品」としてmarimekko(マリメッコ)の生地があげられます。マリメッコの生地は綿製ですので、ことカーテンにおきましては、洗濯による縮みをご理解いただいたうえでご購入いただく必要があります。

アクリル・・・・ウールに近い風合いで、大変保温性に優れている反面、毛羽立ちやすく熱に弱いので、形状安定加工等には不向きな生地もあります。どちらかというとカーペットに良く使われております。

・・・・コーヒー豆の袋を想像していただくとわかり易いのですが、素材感があり、特にざっくりとしたイメージにしたいという方にはおすすめですが、洗濯による縮みがあり、良くご理解いただいたうえでのご購入が必要です。

レーヨン・・・・さらっとした手触りで光沢感があり、吸湿性に優れておりますが、最近ではレーヨン100%のカーテンはほとんど見られなくなっております。といいますのも洗濯による縮みが大きく、昔はよくカーテンで使われており、洗濯の失敗と言う話は良く聞きましたが、ウォッシャブル全盛の現在では、少なくなっております。


以上の特徴から、ポイントとしましてはご家庭で洗濯出来るかどうかという点で生地選択をしていただければ良いのではないでしょうか。9割方のお客様がこのご質問を いただいておりますので、先ず洗濯可かどうかをご確認いただき、気に入った生地が洗濯不可の場合は、どのようなデメリットがあるかをご理解いただいた上で、選んでいただいてはどうかと思います。


次にについてですが、先ずお部屋をどのようなイメージにしたいかによって大きく変わります。ポイントをご紹介しますと、

①イメージを探す。・・・・漠然と「明るいイメージで」や「シックな感じで」というようなところから、ネット等でインテリアのイメージ写真が沢山ありますので、近いものを探して、イメージを固めていきます。ただ生地の色等は写真ではわかりにくいので、店頭で実物サンプルをみて決めていただければ良いのではないでしょうか。店頭吊見本で気に入っていただけたものがございましたら、
サンプルの貸し出しもしております。窓の方向や建物の配置によって光の入り方はまちまちですので、実際に現場で合わせてみるとわかり易くなります。
またその部屋のカーテンをどのような時間帯に使用するかによっても変わってきます。サンプルを光に当ててみると、ぜんぜん見え方が違いますので、お昼間のイメージと夜のイメージをそれぞれ持っていただくと、色のイメージが更に具体的になってきます。現場で昼と夜それぞれ窓に当ててみるのも良いと思います。


②内装、家具との調和を検討・・・・もうひとつは家具や内装の色との調和ですが、たとえば部屋を無機質なモノトーンにしたとすれば、カーテンを部屋のワンポイントにしたい場合は原色系の鮮やかな色を選んだり、家具や小物を部屋のワンポイントにしたい場合は、白やグレー色を選ぶとクールなイメージなります。要するに部屋のポイントをどこに持っていくかによって、選ぶ色が変わってくるわけです。


続きまして、柄選びについてのポイントですが、
柄有りが良いのか、無地が良いかということになりますが、

①柄ありの場合

最近では北欧風のプリントで縦横のリピートの大きな柄が人気です。
ただしここで注意していただきたいのはどうしても柄物は流行、廃りというものがあり、長 いサイクルでカーテンを使いたいと思われている方、特に現在小さなお子様がいらっしゃるご家庭で「子供部屋にはかわいいカーテンを」ということで可愛らし い柄物を選ばれるお客様も多いのですが、10年くらいのサイクルで考えてみますと、現在6歳のお子様は10年後には16歳の高校生になってます。その頃に 「なんでこんな柄選んだの?」と厳しい指摘を受けかねません。かといって小さなお子様の部屋に大人っぽい柄を選んでも妙に落ち着いた子供部屋ができあがっ てしまった、ということになります。その場合は吊り変えのサイクルを短く設定して、できるだけ低価格のもの選んでおいて、お子様の成長に合わせて吊り変えてあげるが良いのではないでしょうか。

次に柄の大きさについてですが、最近の住宅では細長い窓が多く、ローマンシェードを提案することが多いのですが、その際、リピートの大きな柄物は肝心の柄 が切れてしまう可能性が出てきます。また幅の大きなカーテンを作るときも、生地と生地をジョイントしてカーテンを作るのですが、そのジョイント部は基本的 には柄合わせをします。メーカーの価格表で、生地の単価は同じなのに、仕上がりの価格が違う場合があります。それは柄の大きさにより、柄合わせの際に発生 するロスの違いがあるからです。
柄の大きな生地を選ぶ場合は柄のどの部分をどういう風に使用するかをご検討いただく必要があります。また見本帳のカットサンプルでは雰囲気がつかめないので、ショールームにて実物の大きさをご覧いただくのも有効な手段です。

もうひとつ、ポイントとして、厚地の生地を柄ありにするのか、レース生地を柄ありにするのか、もしくはどちらも柄ありにするのか、ということが上げられます。
たとえばドレープ生地も、レース生地も大きな柄を選んでしまうとお部屋がガチャガチャした印象になってしまう恐れがあります。メーカーによってはドレープ、レースで同じ柄を揃えて提案しているところもありますが、基本的には柄の大きなドレープ生地に対して、無地に近いレースを選択すると、まとまりが出てきます。逆に無地のドレープ生地に対しては、大きな柄のレースや、刺繍の施してあるレースを選択すると高級感が出てきます。


②無地の場合

無地の生地を選ぶ場合、その素材感で大きく印象が変わってきます。生地を組成している糸が同じポリエステルでも、細く光沢感があるものは、高級感、重厚感が演出できますし、逆に太めの糸でざっくり仕上げてある生地はよりカジュアルな印象がでてきます。
 またレース生地に関しては、実はある意味ではドレープ生地の選択より重要で、ドレープ生地を引いている時間より、レース生地を引いて、目に入る時間が圧倒的に長いのです。「夜はシャッター雨戸を閉めて厚地のカーテンを閉めることが少ない」とおっしゃるお客様が良い例で、その窓が日々どのように開け閉めされているかによっても、柄選びのポイントが変わるということも言えるでしょう。

性能説明
続いてカーテン生地の性能についてですが、
(社)日本インテリアファブリックス協会の性能表示マークによれば下図のようなものが上げられます。
先ず左の遮光マークですが、よく見かけるのではないでしょうか。
協会の定めた基準に従って各メーカーが等級をつけています。
1級から3級まであり、1級が一番遮光性能が良くなっております。
ただし、ここで重要なのが、「同じ性能の生地を使っても取り付ける環境によってその性能は変化する」ということです。性能は日当たりによっても変わりますし、カーテンレールの取り付け方ひとつでも変化します。窓を大きく覆えば覆うほどその性能が発揮できますが、覆い方が大きくなれば装飾性が損なわれ不細工になります。
また遮光の生地はその種類も制限が多く、選択肢が狭くなってきます。
重要なのはご自分のライフスタイルの中でどこまで光を遮りたいのかをはっきりさせておくことではないでしょうか?例えば夜勤のある方が、お昼間にお休みになるには、やはり遮光性能が良いものを選ぶ必要が出てきます。逆にリビングに遮光カーテンを取り付けると、お昼間に日差しがきつくなったとき、カーテンを閉めると部屋も真っ暗になってしまいます。弊社ではそのあたりもお伺いしながら、お打ち合わせを進めております。

続いて防炎マークですが、消防法で定められた防炎性能試験に合格したカーテンであることを示しております。
公共の施設に取り付けされているカーテンは、ほぼ全てにこのマークがついてると思います。
重要なのは「燃えない」ではなく「燃えにくい」ということで実際には燃えますので、「防炎だから大丈夫」とうっかりコンロの横の窓なんかに使用しないでください。


続きまして、制電機能ですが、東リのコントラクトカーテンの見本帳には
「導電性繊維を混入することにより制電性を付与したカーテンです。静電気による汚れやホコリの付着がしにくく、不快なショックもおこりません。」とありますが、実際、お客様から「静電気が気になるから制電機能つきのものを」というご要望をお伺いしたことはあまりございませんので、あくまでプラスアルファの要素としてお考えください。

この中で一番身近で、日々の生活の中で関係してくるのがウォッシャブル機能です。
かといって何でもかんでもとりあえず洗濯機に放り込んで良いものではなく、カーテンには洗濯マークが付いておりますのでそれを確認しながら洗濯する必要があります。それとウォッシャブルだからといって縮まないわけではございません。各メーカーとも洗濯による寸法変化率というものが記載されておりますので(大体1%くらいのものが多いです。2mの丈のカーテンで2cmくらい)そのあたりもご確認ください。
それから最近のオーダーカーテンは形状記憶加工、形態安定加工等、各メーカーが手を変え品を変えいろいろな加工を提案しております。簡単に言いますと、「カーテンのヒダを美しく見せる加工」なのですが、なるほどその加工が施してあるカーテンはヒダの出方が美しいのですが、洗濯を重ねるうちにその加工は落ちていきます。メーカーの加工方法により、その回数は違いますので、気になる方はお問い合わせください。


撥水機能はシャワーカーテン等に付与されている機能で、文字通り撥水機能があり、選択後の乾燥も速いという特徴がありますが、一般のカーテンではあまり見かけません。